膀胱炎に効く飲み物として何がいい?効果的な対策も解説
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膀胱炎に効く飲み物として何がいい?効果的な対策も解説

栄養 健康 2025.10.10

膀胱炎に効く飲み物として何がいい?効果的な対策も解説

膀胱炎になったときにどのような飲み物を選べばよいのか、また予防のためにどのような対策が有効なのか気になる方も多いのではないでしょうか。

膀胱炎は多くの女性が経験する身近な病気です。排尿時の痛みや頻尿といったつらい症状に悩まされると、日常生活にも大きな支障が出てしまいます。

この記事では、膀胱炎のときに適した飲み物や控えるべき飲み物について詳しく解説します。さらに、膀胱炎の予防策ややってはいけないこと、医療機関を受診する目安や受診後の流れまで、膀胱炎に関する情報を幅広くお伝えします。

膀胱炎に効く飲み物として何がいい?

膀胱炎の症状を改善し、再発を防ぐには、飲み物を意識して選ぶことが大切です。まずは水分補給を十分に行いましょう。水やカフェインを含まない麦茶などをこまめに飲むと尿量が増え、膀胱内の細菌を尿とともに排出しやすくなります。

目安は1日1.5L以上 です。クランベリージュースも予防に役立つとされ、原因菌の付着を妨げる成分が含まれます。刺激が気になる方は、酸味の少ないハーブティーも選択肢です。

また、体調を崩しにくくするために、体の抵抗力を保つことも大切です。体調が崩れやすい時期は無理をせず、冷え対策や十分な休養も心がけてください。

膀胱炎で悩んでいる際に控えるべき飲み物

膀胱炎の症状があるときは、膀胱の粘膜を刺激する飲み物を避けることが大切です。刺激が続くと炎症が長引き、痛みや頻尿が悪化するおそれがあります。まず控えたいのはカフェインです。

コーヒー、緑茶、紅茶、ウーロン茶、コーラなどは、膀胱を刺激することがあります。チョコレートも摂り過ぎに注意しましょう。アルコールも刺激になりやすいため、症状がある間は控えると安心です。

炭酸飲料や酸味の強い柑橘系ジュースも症状を悪化させる場合があります。なお、膀胱炎と似た症状が出る別の病気(間質性膀胱炎など)では、合わない飲み物が変わることがあります。迷うときは受診し、適切な助言を受けましょう。

膀胱炎予防に効果的な対策

膀胱炎予防に効果的な対策

膀胱炎を予防するには、日常生活のなかでいくつかのポイントを意識して過ごすことが大切です。

こまめに水分補給をする

十分な水分摂取は、膀胱炎予防の基本です。水分をしっかり摂ることで尿量が増え、膀胱内に入った細菌を尿とともに体外へ排出しやすくなります。

成人の必要水分量はおおよそ1,000~1,500mlで すが、予防を意識するなら1日1.5L以上を目標にするとよい でしょう。暑い時期は汗で失われやすいため、こまめな補給が重要です。

ただし、カフェイン飲料やアルコールは水分補給に向きません。水や麦茶、ノンカフェインのハーブティーなど刺激の少ない飲み物を選びましょう。排尿は我慢しないことも大切です。回数の目安は平均1日4~6回 です。尿意を我慢せず、細菌が膀胱内にとどまる時間を減らしましょう。

陰部を清潔に保つ

細菌の侵入を防ぐには、陰部を清潔に保つことが膀胱炎予防に欠かせません。まず排便後は、トイレットペーパーを前から後ろへ拭く習慣を徹底しましょう。

後ろから前に拭くと肛門付近の大腸菌が尿道口に触れ、膀胱炎の原因になります。女性は尿道が短く、尿道口と肛門が近いため、とくに注意が必要です。

「生理用ナプキンやおりものシートは、湿気がこもりやすいので、3時間以内 を目安にこまめに交換しましょう。下着は清潔なものを着用し、通気性のよいコットン素材など蒸れにくいものを選ぶと安心です。性行為がきっかけになる場合もあるため、早めの入浴や排尿で細菌を洗い流すことも意識しましょう。

ストレスや睡眠不足に注意する

免疫力の低下は膀胱炎の発症リスクを高める要因です。ストレスや睡眠不足、疲労の蓄積は免疫力を下げる代表的な原因として挙げられます。

体の抵抗力が落ちると、膀胱内に侵入した細菌を排除する力が弱まり、膀胱炎にかかりやすくなったり、治りが悪くなったりします。普段から十分な睡眠時間を確保し、栄養バランスのとれた食事を意識することが大切です。

季節の変わり目や冷暖房による温度差で自律神経が乱れることも、免疫力低下の一因になります。羽織物を活用するなど、衣服でこまめに体温を調節するよう心がけましょう。

適度な運動や入浴、意識的にリラックスする時間を持つことも、ストレス解消と免疫力の維持に役立ちます。笑うことが免疫力を高めるとされているため、趣味を楽しんだり家族や友人と楽しく過ごしたりすることも予防につながります。

腰回りを冷やさない

体を冷やすと膀胱の血流が悪くなり、免疫力が低下しやすくなります。とくに足元や腰回りを冷やさないよう意識して 過ごしましょう。

膀胱内の血流が良好に保たれていると、細菌と戦う白血球などの免疫細胞が膀胱へ届きやすくなります。冷え性の方は、靴下や腹巻きを活用して体を保温することをおすすめします。

食事面では、体を温める働きのあるニンニクやショウガなどを取り入れるとよいでしょう。温かい飲み物を選ぶことも、体を内側から温めるうえで効果的です。

夏場でも冷房の効いた室内では体が冷えやすいため、薄手の腹巻きやカーディガンなどで体温を調節するとよいでしょう。ただし、暑い屋外では蒸れやすくなるため、そのときの環境に応じて使い分けることが大切です。

膀胱炎発症時にやってはいけないこと

膀胱炎の症状があるときは、悪化を防ぐために注意して避けたい行動があります。

刺激物の摂取

膀胱粘膜を刺激する食べ物や飲み物は、炎症を悪化させる可能性があるため、症状が出ているあいだは控えましょう。

とくに辛いものは刺激が強く、トウガラシやワサビ、カラシなどの香辛料は避けたほうが安心です。酸味の強い柑橘類やトマト、酢の物も痛みや違和感を強めることがあります。

さらに、コーヒーや緑茶などのカフェイン飲料、ビールやワインなどのアルコールも刺激物にあたるため、回復するまでは控えるのが無難です。間質性膀胱炎では合わない食品が増える場合があり、症状が強くなる食材には個人差があるため、食事と体調の変化を記録して把握しましょう。

温水洗浄便座の使用

温水洗浄便座は、膀胱炎の症状が出ているときには使用を避けたほうがよいでしょう。

温水洗浄便座を頻繁に使うと、陰部の皮膚のバリア機能が低下し、細菌が侵入しやすくなるとされています。さらに、ノズルに付着した細菌が尿道口に触れるリスクや、水圧によって細菌が尿道内に押し込まれてしまう可能性も指摘されています。

膀胱炎の症状があるときは、清潔なペーパータオルを使い、前から後ろに向かってやさしく拭き取る方法がおすすめです。このようにして陰部を清潔に保つことで、余計な刺激を与えずに衛生状態を維持できます。

性行為

膀胱炎の治療中は、性行為を控えることが重要です。

性行為そのものが膀胱炎の直接の原因になるわけではありませんが、物理的な刺激によって細菌が尿道に押し込まれるきっかけになることがあります。膀胱炎の症状がある状態で性行為を行うと、炎症を起こしている膀胱や尿道がさらに刺激され、症状の悪化や治りが遅くなるおそれがあります。

症状が完全におさまってから性行為を再開するとよい でしょう。再開後も、性行為のあとにはできるだけ早く排尿することで、尿道に入った細菌を洗い流し、膀胱炎の再発予防につなげることができます。

長時間トイレに行かない

尿意を長時間我慢することは、膀胱炎の悪化につながります。

尿が膀胱内に長くとどまっていると、細菌が増えやすい状態になってしまいます。仕事や用事で忙しい場合でも、少なくとも3~4時間おき には排尿することを意識しましょう。

排尿によって膀胱内の細菌を体外に洗い流すことができるため、こまめにトイレに行くことは治療の一環にもなります。尿意を感じたときには我慢せず、できるだけ早めにトイレに行く習慣を身につけることが大切です。

陰部の洗いすぎ

清潔を保つことは大切ですが、洗いすぎてしまうと逆効果になる場合があります。

陰部を必要以上に洗うと皮膚のバリア機能が低下し、細菌が侵入しやすい状態になります。とくに皮脂をすべて落としてしまうような全身用石鹸の使用は避けましょう。

陰部を洗うときは専用の洗浄料とぬるま湯を使い、こすりすぎないようにやさしく洗うことが推奨されています。1日に何度も洗う必要はなく、入浴時に1回ていねいに洗う 程度で十分です。

症状を放置する

膀胱炎の症状を放置することは、非常に危険です。

膀胱炎を治療せずに放置すると、細菌が尿管をさかのぼって腎臓に達し、腎盂腎炎という重篤な合併症を引き起こす可能性があります。腎盂腎炎になると、高熱や腰痛、吐き気などの全身症状が表れ、重症化した場合には命に関わることもあります。

軽い症状に見えても、2~3日 様子を見ても改善しないときは、必ず医療機関を受診しましょう。早い段階で適切な治療を受けることで、症状の悪化や合併症の発症を防ぐことができます。

膀 胱炎で医療機関を受診する目安

膀胱炎の症状が表れたら、早めに医療機関を受診することが大切です。次のような症状がある場合は、受診を検討しましょう。

【一般的な膀胱炎の症状】 排尿時に痛みやしみるような感覚がある

頻尿(一時間に何度もトイレに行きたくなる)

残尿感がある

尿意切迫感(急に強い尿意を感じる)

尿が濁っていると感じる

これらの症状があり、2~3日 様子を見ても改善しない場合は、泌尿器科や内科を受診しましょう。

【緊急性の高い症状】

次のような症状がある場合は、腎盂腎炎に進行している可能性があるため、早急に医療機関を受診してください。

これらの症状がある場合は、膀胱炎が悪化している可能性が高く、速やかな治療が必要です。放置すると重症化するおそれがあるため、我慢せずに受診することが重要です。

医療機関受診後の流れ

膀胱炎で医療機関を受診すると、まずは検査を行い、その結果にもとづいて治療方針が決定されます。症状・検査結果に応じて、必要な薬の種類や通院の頻度などが医師から説明されます。

検査

膀胱炎かどうかを調べるために、いくつかの検査が行われます。

尿検査

尿検査は、膀胱炎の診断で基本になる検査です。尿に白血球や細菌が含まれるかを調べ、炎症の有無を確認します。あわせて、たんぱく質や潜血反応なども確認する検査です。

尿沈渣検査

尿を遠心分離し、沈殿した固形成分を顕微鏡で観察する検査です。赤血球や白血球、上皮細胞、細菌の数や形態を詳しく確認することで、膀胱炎の診断精度を高められます。簡易的な尿試験紙法だけでは異常を見落としたり誤った判断につながったりするおそれがあるため、専門的なクリニックではこの検査の実施が推奨されています。

尿培養検査

膀胱炎の原因菌の種類を特定するための検査です。採取した尿を培養し、どのような細菌が増殖するかを調べます。結果が分かるまでには数日から1週間程度 かかりますが、原因菌が特定できることで、より効果的な抗生剤を選択できます。

薬剤感受性検査

尿培養検査で特定された原因菌に対して、どの抗生剤が効きやすいかを確認する検査です。薬剤感受性検査と呼ばれ、菌と薬の相性を確かめる役割があります。近年は薬剤耐性菌が増えているため、この検査がとくに重要です。結果に基づいて抗生剤を選べば、原因菌をより確実に死滅させやすくなります。

血液検査

血液検査は、膀胱炎に関連する別の病気が隠れていないかを確認するために、全身の炎症の程度や臓器機能の低下がないかを調べます。腎盂腎炎への進行が疑われる場合や、膀胱炎を繰り返す場合などに実施されることがあります。

治療

検査結果にもとづき、症状や原因に合わせた適切な治療が行われます。

こちらの記事では、膀胱炎の治し方について解説しています。
膀胱炎の原因や再発防止策も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

抗生剤

細菌性膀胱炎の主な治療法は、抗生剤の服用です。服用期間は通常7~10日間 です。

抗生剤を服用するときに最も重要なのは、症状が改善しても医師の指示どおりに最後まで飲みきることです。途中で服用をやめると、細菌が完全に死滅しないまま残り、再発しやすくなります。さらに、中途半端な飲み方は細菌が薬剤耐性を獲得するきっかけになり、その抗生剤が効きにくくなるおそれがあります。

症状が落ち着いても、尿検査で細菌がいなくなったことを確認するまでは、治療を続けることが大切です。自己判断で服用を中止せず、必ず医師の指示に従いましょう。

なお、抗生剤を頻繁に服用すると、体に必要な善玉菌まで減ってしまい、下痢などの副作用が出ることがあります。日頃から予防を意識し、抗生剤に頼りすぎない生活を目指すことも重要です。

漢方薬

漢方薬には細菌を直接死滅させる作用はありませんが、膀胱粘膜の炎症を落ち着かせたり、体の状態を整えたりすることで、抗生剤治療を支える役割があります。

たとえば、血尿がみられる場合は猪苓湯、排尿時の痛みや膀胱の痛みがある場合は五淋散、症状が強い膀胱炎には竜胆瀉肝湯が用いられることがあります。膀胱炎を繰り返す場合には、体力や抵抗力を補う目的で、補中益気湯、十全大補湯、人参養栄湯などの補剤が検討されることもあります。

漢方薬は市販薬として入手できるものもあり、症状に応じて活用しやすい点が特徴です。ただし、漢方薬だけで完治を目指すのは難しいため、医師の判断のもとで抗生剤治療と併用することが推奨されます。

セルフケア

病院での治療と並行して、自宅でのセルフケアも重要です。

軽度の膀胱炎であれば、水分を多めに摂って尿量を増やし、トイレを我慢しないことで、細菌の排出を促し、症状の緩和や自然治癒が期待できます。可能であれば、こまめに排尿するよう心がける と、膀胱内の細菌を洗い流しやすくなります。

市販の痛み止めや消炎鎮痛剤も、つらさを和らげるのに役立ちます。ただし、これらは症状を抑えるための対処であり、原因そのものを治す治療ではありません。症状が続く場合は、自己判断で済ませず、必ず医療機関を受診しましょう。

まとめ

膀胱炎は、飲み物を適切に選び、日常生活で予防を続けることで、症状の改善や再発防止が期待できる病気です。

水分をしっかり摂って尿量を増やすこと、カフェインやアルコールなどの刺激物を控えること、外陰部を清潔に保つこと、免疫力を低下させないことが、膀胱炎予防の基本になります。思い当たる習慣があれば、できるところから見直してみてください。

症状が表れたら早めに医療機関を受診し、処方された抗生剤は指示どおりに最後まで飲みきることが大切です。途中でやめると再発につながることがあるため、自己判断で中止しないようにしましょう。

また、日々の健康維持のためには、体にいい習慣を無理なく続けることも欠かせません。健康的な暮らしを送りたい方にはサジーワンがおすすめです。毎日の生活に取り入れやすく、元気を保ちたい方や美容にいいことを続けたい方にも向いています。

膀胱炎について正しい知識を持ち、予防と早期対応を心がけることで、つらい症状に悩まされにくい毎日につながります。