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平均体重の基準とは?女性の年齢別データをご紹介!
栄養 美容 2024.08.20
女性の平均体重は、身長や年齢に応じて数値が変わります。健康的な体重を維持するためには、自分の身長に対する適正体重や、年齢に対する平均体重を知っておく必要があるでしょう。
この記事では、日本人女性の年齢別の平均体重や、身長別の標準体重の目安について解説しています。
平均体重とは?日本人女性の基準
体重管理や健康管理のために、自分の体重が平均体重と比べてどれくらいなのか知りたいと思う人もいるのではないでしょうか。まずは、日本人女性の平均体重が年齢に応じてどのように変化するか知っておきましょう。
日本人女性の平均体重
平均体重の具体的な数値についてはのちほど詳しく解説しますが、年齢を基準にすると一般的に1歳〜14歳までは体の成長とともに増加する傾向です。18歳くらいで体重の増加はゆるやかになり、40代でピークになったあと、50代以降は年齢を重ねるごとに平均体重が減少していきます。
体重の変化と傾向
出生体重と成人を迎えたときの身長には関連性があるといわれ、低出生体重(2,500g未満)で生まれた赤ちゃんは成人身長が低くなりやすいという報告が海外で多くあがっています。日本でおこなわれた研究でも、1980年以降から低体重出生児の増加とともに日本人の平均身長は低下しているということが示されました。
日本における低出生体重児の割合は、1970年代後半には5.1% でしたが、1999年には8.4%まで増加しています。2019年には9.4% となり、低出生体重児の割合は1970年代の2倍近くまで増えました。
平均出生体重も減少傾向にあり、1980年に生まれた赤ちゃんの平均出生体重は3,200gでしたが、2010年には3,000gまで低下 しています。低出生体重児の増加は、子どもの時期だけでなく成人期まで影響を及ぼす可能性があるといわれています。
男女の体重差を比較
続いては、男女の体重差が年齢でどのように変化するのかを下の表で確認しましょう。
年齢 | 体重差(男性の平均体重-女性の平均体重) |
1歳 | 0.6kg |
5歳 | 0.5g |
10歳 | 1.7kg |
12歳 | -0.6kg |
14歳 | 7.7kg |
18歳 | 11.6kg |
20歳 | 8.0kg |
24歳 | 19.4kg |
26~29歳 | 17.0kg |
30~39歳 | 15.7kg |
40~49歳 | 17.2kg |
年齢が低いころは、男女の体重差が少ない傾向にあります。男女の体重差が顕著に大きくなるのは24歳以降です。
標準体重・美容体重・シンデレラ体重の違いと計算方法
体重を考えるときの基準として「標準体重」「美容体重」「シンデレラ体重」という3つの区分があります。ここでは、それぞれの意味と計算方法について確認してみましょう。
標準体重・美容体重・シンデレラ体重は身長を使って計算するので、自分の身長を計算式に当てはめると、基準ごとの目標体重がわかります。
健康的な体重の目安を示す標準体重
標準体重は、BMIという数値が22になる体重です。BMについての詳細は後述しますが、BMIは肥満度の判定に使われる数字で、BMI22は肥満に関連する病気にかかりにくい健康的な数値といわれています。
やせ志向が強い人にとって、標準体重は少し肉づきがよすぎると感じるくらいの体重でしょう。
標準体重の計算方法
標準体重は、身長とBMI22の数値をもちいて以下の計算式で算出されます。
身長(m)×身長(m)×22=標準体重
この計算方法で計算すると、身長が158cmの人の標準体重は次のようになります。
1.58(m)×1.58(m)×22=約54.9kg
見た目の美しさを重視した美容体重
美容体重は、BMIの数値が20になる体重です。標準体重より少なく、スリムでほどよい肉づきを感じられます。日本肥満学会の肥満度分類ではBMI18.5以上25.0未満を普通体重 としているため、美容体重は健康的な体重の範囲内といえるでしょう。
美容体重の計算方法
美容体重は、BMIの数値を20に置き換えて計算します。計算式は次のとおりです。
身長(m)×身長(m)×20=美容体重
身長158cmの人を想定して美容体重を計算すると、以下のような数値になります。
1.58(m)×1.58(m)×20=約49.9kg
細さを追求するが健康リスクが高いシンデレラ体重
シンデレラ体重は、BMIの数値を18で計算する体重です。モデルや女優のような体型になりたいとシンデレラ体重を目指す人もいますが、肥満度分類ではBMI18.5未満を低体重としています。
とくに若い女性のやせすぎは健康問題のリスクを高めるといわれているため、無理なダイエットは避けたほうがよいでしょう。
シンデレラ体重の計算方法
シンデレラ体重は、BMIを18として以下のように計算します。
身長(m)×身長(m)×18=シンデレラ体重
この計算式に当てはめると、身長が158cmの人のシンデレラ体重は次の計算で割り出せます。
1.58(m)×1.58(m)×18=約44.9kg
女性の年齢別の平均体重一覧
ここからは、女性の平均体重を年齢別に紹介します。年齢と照らし合わせて、自分の体重が平均体重に対してどれくらいなのかチェックしてみてください。
20代
20代女性の平均体重は20歳で49.0kg、23歳で51.3kg、26〜29歳で53.4kgです。20代は、年齢が上がるごとに少しずつ平均体重が増える傾向にあります。
その一方で、日本の若い女性は約5人にひとりがBMI18.5未満の低体重に該当するといわれ、やせすぎが問題視されています。厚生労働省がおこなった令和元年の「国民健康・栄養調査」では、20代女性の20.7%が「やせ」に該当 しました。
30代
30代女性の平均体重は54.3kgとなっています。20代より数値が増えていますが、30代は20代のころと同じ生活をしていても、やせにくくなってくる年齢です。
その原因としては、基礎代謝の低下によって消費カロリーが少なくなることや、ホルモンバランスの変化、運動不足などがあげられます。
40代
40代女性の平均体重は55.6kgです。30代よりも基礎代謝がさらに低下することで、食べる量が前と変わらないのに太ってしまったと感じる人もいるでしょう。
40代半ばくらいから更年期をむかえる女性も多く、ホルモンバランスの乱れからイライラして食べすぎてしまうケースがみられます。
50代
50代女性の平均体重は55.2kgです。女性の平均体重は40代がピークで、50代になると減っていきます。筋肉量は50代以降から減っていく傾向にあり、それにともなって体重も減りやすくなるといわれています。
60代
60代女性の平均体重は54.7kgです。高齢になると筋肉量が減るだけでなく活動量も減り、食欲が低下して以前よりも食べる量が減るケースが多くみられます。
50代よりも60代の平均体重が少ないことには、このような加齢にともなう体の変化が関係しているといえるでしょう。
BMIとは?計算方法と肥満度の判定基準
BMIは「Body Mass Index」という国際的な指標で、太っているかやせているかという肥満度の判定に使われます。肥満は生活習慣病などさまざまな疾病につながるため予防が必要ですが、やせすぎも体によくありません。
自分のBMIを把握して、健康的な体重を目指しましょう。
BMIの計算方法
BMIは、身長と体重をもとに以下の計算式で求められます。
体重(kg)÷{身長(m)×身長(m)}=BMI
BMIの計算で使う身長の単位は、cmではなくmです。たとえば、身長160cmの人は1.6mとして計算します。
日本におけるBMIの判定基準
BMIの計算方法は世界共通ですが、肥満度の判定は国ごとに異なります。日本では、日本肥満学会が定めた肥満度分類にしたがって、次のような6つの分類で判定しています。
BMI | 判定 |
18.5未満 | 低体重 |
18.5以上25.0未満 | 普通体重 |
25.0以上30.0未満 | 肥満(1度) |
30.0以上35.0未満 | 肥満(2度) |
35.0以上40.0未満 | 肥満(3度) |
40.0以上 | 肥満(4度) |
BMIの注意点
BMIが18以上25未満で普通体重だったとしても「隠れ肥満」に該当するケースがあります。筋肉や骨に比べて脂肪の割合が多い人は、BMIが標準でも実は肥満の場合があるため注意してください。
その反対に、BMIが25以上でも脂肪より筋肉量が多ければ、減量しなくてよいケースもあります。BMIの数値をみるだけでなく、体脂肪率や筋肉量を測れる体組成計を使って、脂肪の割合が多くなっていないかチェックしてみましょう。
標準体重の目安
標準体重は前述のとおり「身長(m)×身長(m)×22=標準体重」の計算式で算出されるため、身長によって変動します。身長ごとの標準体重の目安を以下にまとめてあるので、参考にしてください。
身長(cm) | 標準体重(kg) |
150 | 49.5 |
151 | 50.2 |
152 | 50.8 |
153 | 51.5 |
154 | 52.2 |
155 | 52.9 |
156 | 53.5 |
157 | 54.2 |
158 | 54.9 |
159 | 55.6 |
160 | 56.3 |
161 | 57.0 |
162 | 57.7 |
163 | 58.5 |
164 | 59.2 |
165 | 59.9 |
166 | 60.6 |
167 | 61.4 |
168 | 62.1 |
169 | 62.8 |
170 | 63.6 |
女性が理想的な体重を目指すための実践ガイド
目標とする体重に近づくためには、運動や睡眠、食事などの生活習慣を見直す必要があります。体重管理を実践するときのポイントについて解説するので、ぜひチャレンジしてみてください。
毎日の運動を習慣化する
体重を減らすためのポイントは、摂取カロリーよりも消費カロリーが多くなるように運動することです。運動不足は太りやすい体につながるので、毎日運動する習慣をつけてカロリー消費量を増やしましょう。
運動を続けることによって筋肉量が増えると基礎代謝が上がって、やせやすい体へ近づきます。
充分な睡眠を確保する
睡眠不足(4時間程度)が2日間続くと、食欲を抑える「レプチン」というホルモンの分泌量が減り、その反対に食欲を増進させる「グレリン」というホルモンが過剰に分泌されます。寝不足は食べすぎや食生活の乱れにつながるため、十分な睡眠を確保しましょう。
厚生労働省が公表している「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、成人について1日6時間以上の睡眠時間を確保 することが推奨されています。ただし適正な睡眠時間は個人差があり、6時間未満の睡眠で十分なケースや、8時間以上の睡眠が必要なケースなど人それぞれです。
健康的な体重変化を目指す
極端に食事量を減らすなどして無理な減量をすると、リバウンドしたり健康へ影響を及ぼしたりする可能性があります。日本肥満学会の「肥満症診療ガイドライン2016」では、3~6か月で現在の体重から3%減量することが推奨 されています。
1か月で現在の体重から1%ずつ減らすことを目標にして、徐々に体重を落としていきましょう。
自分に必要なエネルギー量を把握する
体重を減らすためには、摂取カロリーが消費カロリーを上回らないように調整する必要があります。自分が1日に必要とする「エネルギー必要量」を把握して、それ以上のカロリーを摂らないようにしましょう。
エネルギー必要量は「ある身長・体重と体組成の個人が、長期間に良好な健康状態を維持する身体活動レベルのとき、エネルギー消費量との均衡がとれるエネルギー摂取量」と定義されていますが、エネルギー消費量は個人差が大きく、そこからエネルギー必要量を計算することは困難とされています。
そこで、エネルギー必要量を推定値として次の計算式で割り出します。
基礎代謝量(kcal/日)×身体活動レベル=推定エネルギー必要量(kcal/日)
この計算式で推定エネルギー必要量を割り出すためには「基礎代謝量」と「身体活動レベル」の数値が必要です。基礎代謝量は、厚生労働省の日本人の食事摂取基準(2020 年版)で以下の基準値が設けられています。
日本人女性の基礎代謝基準値
年齢 | 基礎代謝基準値(kcal/kg体重/日) | 参照体重(kg) | 基礎代謝量(kcal/日) |
18~29歳 | 22.1 | 50.3 | 1,110 |
30~49歳 | 21.9 | 53.0 | 1,160 |
50~64歳 | 20.7 | 53.8 | 1,100 |
身体活動レベルは、日常生活における活動の強度を数字であらわしたものです。生活や仕事の内容に応じて、次のような3つの区分に分けられています(カッコ内はおおよその範囲)。
- 低い(Ⅰ):1.5(1.40~1.60)
- 普通(Ⅱ):1.75(1.60~1.90)
- 高い(Ⅲ):2.00(1.90~2.20)
18~29歳女性で身体活動レベルが「普通」に該当する人の推定エネルギー必要量を計算すると、以下のようになります。
基礎代謝量1,110(kcal/日)×身体活動レベル1.75=推定エネルギー必要量 約1943(kcal/日)
栄養バランスの取れた食事を摂る
食事制限によって栄養が偏ってしまうと、体に必要な栄養素が不足して健康を損なう可能性があります。食事量のコントロールとあわせて、食事の栄養バランスにも気を配りましょう。
健康のためには、タンパク質・脂質・炭水化物のバランスが取れた食事が大切です。主食・主菜・副菜を組み合わせて、いろいろな食材から栄養を摂ることを意識してください。
サジーベリーは、ビタミンやミネラルをはじめとする栄養素が200種類以上も含まれる(※)スーパーフルーツです。食事で不足しがちな栄養の補給に、サジーベリーを原料につくられたサジーワンを取り入れてみてはいかがでしょうか。
※参照元:日本サジー協会
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まとめ
健康的な体重の目安は、身長や年齢によって違います。自分の適正体重を知って、無理のないプランで理想の体重を目指しましょう。
食事制限中に不足しがちな栄養の補給には、栄養価の高いサジーベリーからつくられたサジーワンがおすすめです。食事の栄養バランスを見直すとともに、毎日の栄養補給としてサジーワンをぜひお試しください。