サジーコラム
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肌にいい飲み物12選!コンビニでできるインナーケアとおすすめの飲み方
美容 2025.07.10

最近、肌荒れやくすみが気になることはありませんか。高価な美容液やサプリメントを試しても、思うような効果を感じられない、続けにくいと感じる方も多いです。
実は、美しい肌は毎日の食生活、なかでも「水分補給」から生まれます。いつもの飲み物を少し意識するだけで、体の内側から肌を整えることができます。
本記事では、コンビニでも購入できて日常的に取り入れやすい、肌にいい飲み物を12種類紹介します。美容効果や飲み方のコツを押さえて、今日から手軽にインナーケアを始めましょう。

肌にいい飲み物12選
ここでは、コンビニで手軽に買える身近な飲み物から、美容効果の高いジュースまで、肌によいとされる12種類をご紹介します。
それぞれの飲み物に含まれる主な成分と、美肌につながるポイントを見ていきましょう。
水・白湯
人間の体の約6割 は水分でできています。水分が不足すると血流が滞り、肌に必要な栄養や酸素が届きにくくなります。
水や白湯には体内の老廃物を排出し、新陳代謝を促す働きがあります。とくに白湯は体を温めて血行をよくし、肌のターンオーバーを整える効果が期待できます。
冷たい水よりも常温や白湯の方が体を冷やさず代謝を高めるため、おすすめです。食事から得られる水分に加えて、1日1.2リットルを目安 に、こまめに摂取するようにしましょう。コンビニでは、天然水やミネラルウォーターを選ぶとよいでしょう。
緑茶
緑茶には、抗酸化作用のあるカテキン が豊富に含まれています。カテキンは活性酸素を除去し、シミやシワ、たるみの予防に役立ちます。 食後、血糖値の上昇を抑えられる点も魅力です。
また、ビタミンCとE がコラーゲンの生成を助け、メラニンの生成を抑える働きもあります。ただし、緑茶に含まれるカフェインを過剰に摂取すると、睡眠 の質が低下する可能性があるため、飲みすぎには注意しましょう。
ルイボスティー
南アフリカ原産 のルイボスティーには、抗酸化物質のフラボノイドが豊富に含まれています。フラボノイドは肌の老化を防ぎ、エイジングケアに役立つ成分です。
さらに、カルシウムやマグネシウム、亜鉛などのミネラルが肌のバリア機能を支えます。とくに亜鉛は新陳代謝を促し、健康的な肌を維持するうえで欠かせません。
ルイボスティーはカフェインを含まないため、胃にやさしく夜でも安心して飲めます。リラックス効果もあり、質のよい睡眠を助けることで美肌づくりをサポートします。
ハーブティー
ハーブティーは種類が多く、それぞれに異なる美容効果が期待できます。
- ローズヒップティー:ビタミンCが豊富で、コラーゲンの生成を助け、美白効果が期待できます。
 - ハイビスカスティー:ポリフェノールやクエン酸を含み、代謝を促してむくみを和らげます。
 - カモミールティー:抗炎症作用やリラックス効果があり、肌荒れやストレスの軽減に役立ちます。
 - ミントティー:皮脂分泌を抑える働きがあり、ニキビやテカリが気になる方におすすめです。
 
一部のハーブにはカフェインを含むものや、妊娠・授乳中に避けた方がよいものもあります。体質に合わない場合もあるため、初めて飲むときは少量から試してみましょう。
牛乳
牛乳には、ビタミンA・B2・タンパク質など、肌の健康に欠かせない栄養素がバランスよく含まれています。
ビタミンAは肌のターンオーバーを整え、ビタミンB2は皮膚や粘膜を健やかに保ち、肌荒れを予防します。また、タンパク質はコラーゲンやエラスチンの材料となり、ハリのある肌づくりに役立ちます。
牛乳は水分と油分のバランスを整え、うるおいを保つ効果もあります。ただし、高脂肪のものはカロリーが高いため、低脂肪や無脂肪タイプを選ぶと安心です。
豆乳
豆乳に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きを持ち、肌の潤いやハリを保つのに役立ちます。ホルモンバランスを整える効果が期待でき、ニキビや吹き出物などの肌荒れ予防にもつながります。
さらに、豆乳には抗酸化作用を持つビタミンEが含まれ、肌の老化を防ぐ働きがあります。タンパク質も豊富なため、肌の材料となる栄養素をしっかり補うことができます。
甘酒
甘酒は「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養価の高い飲み物です。ビタミンB群やアミノ酸、ブドウ糖、オリゴ糖などが豊富に含まれています。ビタミンB群はタンパク質の代謝を助け、皮膚の健康を支えます。
また、オリゴ糖には腸内環境を整える働きがあり、便秘の改善や肌トラブルの予防にもつながります。ビタミンB群は体に蓄積されにくいため、継続的に摂取することが大切です。
お酢
お酢にはアミノ酸が豊富に含まれ、肌の修復を促す働きがあります。また、血行をよくする作用があり、くすみの改善や健康的な肌色づくりにも役立ちます。
さらに、お酢は胃酸の分泌を促し、腸の動きを活発にすることで便通を整えます。腸内環境が整うことで、肌トラブルの予防にもつながります。
ただし、強い酸味があるため、原液のまま飲むのは避けましょう。水や炭酸水で薄めるか、りんご酢やざくろ酢などの果実酢を選ぶと飲みやすくなります。
サジージュース
サジーは「スーパーフルーツ」とも呼ばれる植物で、過酷な環境でも育ち、果実には200種 類以上の栄養素が含まれています。
サジージュースに含まれるビタミンA・C・Eは、肌の健康維持に欠かせない成分です。ビタミンCはコラーゲンの生成を助け、メラニンの生成を抑える働きがあります。ビタミンEは抗酸化作用によって肌の老化を防ぎます。また、鉄分は酸素を全身に届けるヘモグロビンの材料となり、リンゴ酸は疲労回復や代謝促進をサポートします。
酸味が強いため、水やジュース、豆乳、牛乳などで薄めて飲むのがおすすめです。胃腸が弱い方は、空腹時を避けて摂取しましょう。
トマトジュース
トマトジュースには、強い抗酸化作用を持つリコピンが豊富に含まれています。リコピンは紫外線や大気汚染などによる活性酸素を除去し、肌のダメージを軽減します。その結果、ハリや弾力を保ち、シミやシワの予防にも役立ちます。
リコピンは生のトマトより、加熱したトマトジュースの方が吸収されやすいといわれており、朝に摂取すると吸収率が高まる点も特徴です。
さらに、ビタミンCがコラーゲンの生成を助け、より健やかな肌づくりを支えます。ただし、市販品には塩分や糖分が多いものもあるため、購入時は無塩・低塩タイプを選びましょう。
アセロラジュース
アセロラは、ビタミンCを豊富に含むフルーツです。また、メラニンの生成を抑えることで、シミやそばかすの予防にも役立ちます。
さらに、アセロラにはポリフェノールやカロテノイドといった抗酸化成分も含まれ、紫外線や外部刺激から肌を守ります。市販のアセロラジュースには、甘味料や添加物が加えられていることもあるため、購入時は成分表を確認し、シンプルな原材料のものを選びましょう。
グリーンスムージー
グリーンスムージーは、ほうれん草や小松菜などの緑色野菜と、バナナやりんごなどのフルーツをミキサーにかけて作る飲み物です。野菜と果物を丸ごと使うため、ビタミン・ミネラル・食物繊維を効率よく摂取できます。
食物繊維は腸内環境を整え、有害物質の排出を助けることで美肌に役立ちます。また、ビタミンCやE、βカロテンなどの抗酸化成分が肌の老化を防ぎ、カリウムがむくみの改善をサポートします。
市販のものは高カロリーな場合もあるため、ヘルシー志向の方は自宅で手作りするのもおすすめです。
美肌・美容のために摂りたい栄養素
これまで紹介した12種類の飲み物が肌によい理由は、それぞれに含まれる栄養素にあります。美しい肌を保つためには、特定の栄養素をバランスよく摂ることが大切です。
ここでは、美肌づくりに欠かせない5つの栄養素を見ていきましょう。
たんぱく質
たんぱく質は肌の主要な構成成分であり、美肌づくりに欠かせない栄養素です。肌のハリや弾力を支えるコラーゲンやエラスチンは、どちらもたんぱく質から作られています。
たんぱく質は新しい細胞の生成を促し、損傷した肌細胞の修復を助けます。不足するとハリが失われ、たるみやシワの原因となるほか、バリア機能の低下にもつながります。
肉や魚、卵、大豆製品、乳製品など、さまざまな食品からバランスよく摂取することが大切です。
ビタミン
ビタミンは、肌の生成や修復に欠かせない栄養素です。とくに以下のビタミンは、美肌づくりに重要な役割を果たします。
ビタミンCはコラーゲンの生成を促し、肌の弾力とハリを保ちます。抗酸化作用によって紫外線や大気汚染によるダメージを防ぎ、メラニンの生成を抑えてシミやそばかすを予防します。
ビタミンAは肌の再生を促し、ターンオーバーを整えます。皮脂分泌を調整してニキビを防ぎ、シワやたるみの予防にも役立ちます。
ビタミンEは強い抗酸化作用で外部ダメージから肌を守り、保湿を促して乾燥を防ぎます。炎症を抑える働きもあり、肌荒れの改善にも効果的です。
ビタミンDは肌のバリア機能を高め、乾燥や刺激から守ります。ビタミンB群(B2・B6・B12)は細胞の再生やコラーゲン生成を助け、健やかな肌を保ちます。
これらのビタミンは体内でほとんど作られないため、食事や飲み物から積極的に摂取しましょう。
ミネラル
ミネラルは、肌の健康を支えるために欠かせない栄養素です。亜鉛は新しい細胞の生成を助け、ターンオーバーを促します。抗酸化作用もあり、活性酸素から肌を守ります。不足すると、肌荒れやニキビが起こりやすくなります。
鉄はヘモグロビンの材料となり、酸素を全身に運ぶ役割を持ちます。肌に酸素が行き渡ることで健康的な肌色を保ち、くすみを防ぎます。
カルシウムは角質細胞の形成に関与し、バリア機能を維持します。不足すると乾燥や肌荒れを招きやすくなります。
マグネシウムはヒアルロン酸の生成を助け、保湿力を高めます。また、血行を促して栄養を肌に届ける働きもあります。
セレンは強い抗酸化作用で紫外線などの外的ダメージから肌を守り、老化を防ぎます。一方で、ナトリウムの摂りすぎは生活習慣病の原因になるため、ミネラルはバランスよく摂取することが大切です。
必須脂肪酸
必須脂肪酸は体内で合成できないため、食事から摂取する必要があります。とくにオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸 は、健康な肌を保つために重要です。
オメガ3脂肪酸は肌の水分保持を助け、乾燥を防いでうるおいを保ちます。紫外線ダメージを防ぐほか、抗炎症作用によりニキビや肌荒れの改善にも役立ちます。
一方、オメガ6脂肪酸は肌のバリア機能を支え、水分の蒸発を防ぎます。ただし摂りすぎると炎症を促す可能性があるため、オメガ3とのバランスが大切です。
アボカド、ナッツ類、青魚、亜麻仁油などに多く含まれており、日々の食事に取り入れるとよいでしょう。
食物繊維
食物繊維は腸内環境を整えることで、間接的に美肌づくりをサポートする栄養素です。腸の働きを助け、体内の老廃物を排出することで、肌への悪影響を防ぎます。
また、食物繊維は善玉菌を増やして腸内フローラを整え、免疫力を高める働きがあります。腸内環境が乱れると便秘や肌荒れ、ニキビなどを引き起こしやすくなるため、腸の健康を保つことが肌の調子にもつながります。
食物繊維は、野菜や豆類、きのこ、海藻、玄米などに多く含まれています。これらを日常的に取り入れて、内側から肌の調子を整えましょう。
美肌に効果的な飲み物の飲み方と注意点
肌によい飲み物を選ぶだけでなく、どのように飲むかも美肌づくりには欠かせません。効果を最大限に引き出すためには、正しい飲み方を意識することが大切です。
ここでは、美肌に役立つ飲み方のコツと注意点を紹介します。
常温かホットで飲む
冷たい飲み物は爽快感がありますが、体を冷やして血行を悪くする原因になります。血流が滞ると、肌に必要な栄養が届きにくくなり、くすみや乾燥、ターンオーバーの乱れを引き起こすことがあります。さらに、内臓が冷えると消化機能が低下し、便秘や肌荒れの原因にもなります。
一方、温かい飲み物は体を内側から温め、血行を促進して肌に栄養を届けやすくします。リラックス効果もあり、ストレス緩和にも役立ちます。熱すぎると胃腸に負担をかけるため、白湯くらいの温かさを目安にしましょう。
こまめに水分を摂るようにする
一度に多くの水分を摂っても、体が吸収できる量には限りがあります。吸収されなかった分は尿として排出され、水溶性ビタミンなども同様に体内にとどまりません。そのため、水分は一度にまとめてではなく、こまめに少しずつ摂ることが大切です。
定期的な水分補給を習慣にすると、体の水分バランスが保たれ、肌に必要な栄養が届きやすくなります。水分補給におすすめのタイミングは、起床時、食事中、入浴前後、運動の前後、そして就寝前です。これらの時間帯は水分が失われやすいため、意識的に摂取しましょう。
1日の目安は1.2リットル ほどですが、体格や活動量、季節に合わせて調整することが大切です。
適度な量を心がける
肌によいからといって、特定の飲み物を摂りすぎるのは避けましょう。どんなに健康的な飲み物でも、過剰摂取はむくみや肝臓への負担など、体調を崩す原因になります。
トマトジュースやアセロラジュースなどの果汁系飲料は糖分が多く、飲みすぎるとカロリー過多になりやすいため、注意が必要です。また、サジージュースやお酢など酸味の強い飲み物を大量に摂ると、胃腸を刺激して胃痛や下痢を引き起こすことがあります。
さらに、緑茶や一部のハーブティーに含まれるカフェインやポリフェノールも、摂りすぎると不眠や鉄分吸収の妨げになることがあります。
美肌を目指すなら、適量を守りつつ、バランスの取れた食事と水分補給を心がけましょう。
アルコールやカフェインは控える
アルコールやカフェインには利尿作用があり、体内の水分を失いやすくします。その結果、肌が乾燥しやすくなり、水溶性ビタミンやミネラルも排出されやすくなります。
アルコールを分解する際には、ビタミンCやEが大量に消費されます。これらは美肌に欠かせない栄養素のため、飲みすぎは肌の調子を損なう原因になります。さらに、アルコールやカフェインは睡眠の質を下げ、肌の修復やターンオーバーを妨げます。睡眠不足が続くと、くすみやクマ、シワなどのトラブルを引き起こすこともあります。
美肌を保つためには、アルコールやカフェインを控えめにし、水や白湯、ノンカフェインのお茶を選びましょう。
まとめ
美しい肌を保つためには、外側のスキンケアだけでなく、内側からのケアも欠かせません。今回紹介した12種類の飲み物は、コンビニでも手軽に購入でき、毎日の習慣に取り入れやすいものばかりです。
それぞれの栄養素をバランスよく摂り、常温またはホットで、こまめに飲むことを意識しましょう。また、飲み物だけに頼らず、食事・睡眠・運動などの生活習慣を整えることも大切です。