ゆる漢方と、暮らしのはなし part1

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ゆる漢方と、暮らしのはなし part1

栄養 健康 美容       投稿日:2026.06.18 │最終更新日:2026.05.18

SUMMER COLUMN 2026

part1 漢方基本の“き”

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最近、雑誌やSNSでも“漢方”“養生”という言葉を目にすることが増えてきました。
なんとなく体によさそう。でも、ちょっと難しそう。
そんなイメージを持っている方も多いかもしれません。

今回は、知っているようで知らない“漢方”の基本を、やさしくひもといてみます。

漢方って、どんなもの?


漢方は、日本の風土の中で育まれてきた伝統的な医学のひとつです。
飛鳥時代から奈良時代にかけて中国の医学が伝わり、日本の気候や暮らしに合わせて発展してきたといわれています。
もともとは「漢方」という呼び名ではありませんでした。江戸時代に西洋医学(蘭学)が伝わり、日本の伝統医学を区別して「漢方」と呼ばれるようになったといわれています。
漢方は、薬だけでなく、季節ごとの過ごし方(養生)や、体調に合わせた食材の組み合わせ(薬膳)など、暮らしのさまざまな場面とつながっています。
体を部分ではなく、全体のバランスとしてとらえる。
そんな視点が、漢方の大きな特徴のひとつだといわれています。

漢方薬のこと


漢方薬は、漢方の考え方にもとづいて、生薬を組み合わせてつくられています。西洋医学の薬とは異なり、「未病」という状態にも目を向けながら用いられることがあるのも特徴のひとつです。

●生薬(しょうやく)
植物の葉や根、実を中心に、鉱物や殻など自然由来の素材からつくられるものです。

●漢方薬
漢方の考え方に沿って、複数の生薬を組み合わせてつくられます。それぞれの特性を生かしながら、全体の調和を大切にする発想が特徴といわれています。

複数の生薬を組み合わせることで、ひとつひとつの素材の良さを引き出しながら、バランスを大切にしていく。
そんな考え方も、漢方ならではの魅力のひとつです。

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“未病”という考え方


漢方には、「未病」という考え方があります。
これは、検査では異常が見つからなくても、なんとなく不調を感じる状態のこと。冷えや肩のこわばり、生理時のゆらぎ、肌のコンディションの変化なども、未病という視点でとらえられることがあります。
小さな体の変化に目を向けること。その積み重ねを大切にする姿勢も、漢方の視点のひとつだといわれています。

食事にも活かされる漢方の知恵


漢方の考え方は、薬だけでなく、食事にも活かされています。
「薬膳」は、季節や体調に合わせて食材を組み合わせるという発想から生まれました。
生姜やシナモンなど、日々の食卓でおなじみの食材も、古くから用いられてきたもののひとつ。
特別なことをするのではなく、身近な食材をどう取り入れるか。
そこにも、漢方の知恵が息づいています。

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漢方は、暮らしの中に

漢方は、日本の風土の中で受け継がれてきた考え方。
だからこそ、わたしたちの暮らしにもなじみやすいのかもしれません。

難しく考えるのではなく、季節を感じること、
食事を見直すこと、自分の体に目を向けること。

そんな小さなきっかけから、“ゆる漢方”は始まります。

教えてくれた人
漢方・薬膳検定、薬膳コーディネーター、中国漢方ライフアドバイザー
田中 彩 さん

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